天気と痛みって関係あるんです!

台風が来ると痛みが増す?

ここ最近の台風の接近や急に豪雨が降ったりする天気によって、慢性の痛みを持つ患者さんからよく聞かれることが、天候による痛みの悪化です。
「台風が来る前から急に痛みがひどくなってきました」
「びりびりーっと電気が走る痛みが強くなってきたら、まもなく夕立が降ってきました」

科学的に証明する研究があります

いわゆる「気のせい」。気分の変調による痛みの悪化ももちろん原因の一部であると思いますが、1987年に The American Journal of the Medical Sciences に、天気と痛みには明らかな関係があるという論文が発表されました。それ以降、様々な痛みと天気に関する研究がなされ、それらをまとめると、痛みを悪化させるのは、気圧、気温、湿度が変化することと、降雨、雷、風であると結論づけるものが多いです。また、影響を受けやすい疾患は、関節リウマチ、変形性関節症、線維筋痛症の報告例が多くあります。
名古屋大学の研究チームによりますと、人体の気圧検出センサー(ラットは耳の中に存在します)が気圧の変化を検出すると、それが交感神経系を刺激し、それにより痛みが悪化すると発表をされています。

それこそ気のせいではないのか

もちろん、この意見に否定的な研究もあります。しかしながら、現場で患者さんの生の声を聞く立場としては、天候によってその日の外来に来られる方がみなさん口を揃えて調子が悪いとおっしゃられる現実を受け止めざるを得ません。

自然が相手でもできることがあります

もともと慢性痛に困っている患者さんだけでなく、普段はあまり気にならないが天気の悪いときだけ痛みを自覚する、という方もいらっしゃいます。そういう方も潜在的に神経痛を抱えていることになりますので、悪化させない工夫を普段から行うことで、症状を悪くさせない努力をしましょう。

  • 患部を冷やさない工夫をする(衣服、サポーター、使い捨てカイロ)。
  • 入浴やストレッチで血行を良くする。
  • 交感神経の興奮を抑えるため、効果的なストレス解消法を見つけて実践する。

ここ最近、上記名古屋大学で研究されていた佐藤純先生がよくテレビのご出演されていますね。天気によって体調が悪くなる状態を「気象病」という名前をつけてご説明されていました。(2017.4.30.追記)

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